血液透析について

hemodialysis

当院の特徴

当院の特徴は①安全で質が高く快適な透析と②包括的医療です。
透析患者様が日常をより快適に過ごし、より良い将来を形成出来るように、テイラーメイドの治療や提言を行ってまいります。

①安全で質が高く快適な透析
安全
透析中は常に患者サイドに足を運び、患者様に触れ、患者様との距離を近くし安心な透析を行います。また目視で直接観察確認することを徹底することにより、安全な透析を行っています。発生したリスクは即時検討・対応し、更に安全管理委員会で検討を重ねます。
質が高い
開院当初より水質清浄化には尽力しております。on-line HDFも早く から取り入れており、常に質の高い透析を提供出来ています。
快適
透析室は、患者様に安らぎを感じて頂ける事、安全に透析が受けられる事を重視した空間としています。常に変わらぬ湿度、患者様は感じることのない空調の風、木漏れ日の様な天井からの光、耳を澄ませば聞こえてくる癒しの音楽と微かに香るアロマ。チェアー透析の方は木々を配したテラス越しに景観を望めます。ワンフロアにベッド・チェアーを配しており、スタッフステーションからは患者様全体を見渡せます。一方、小グループ単位のベッド配置を行っており、患者様の重症度による環境作りを行っていますので、安全な透析を行うことが出来ています。また全てのベッド・チェアーに、電気カーペット・テレビ・WiFi環境を整備しています
②包括的医療

腎不全の合併症や患者様の高齢化によってADL(日常生活動作)が低下し、また社会的にも高齢者には厳しい状況となっているなか、腎臓リハビリテーションという概念が提唱されています。腎臓リハビリテーションの目的は症状の緩和、体力・健康の維持や増進、精神的負担の軽減、生活の質の改善などであり、運動療法、教育、食事療法、薬物療法、精神的ケアなどを内容とした包括的なアプローチと定義されるものです。また、近代西洋医学に対して、中国医学(漢方医学、鍼灸等)に代表される伝統医学やアロマセラピー・温泉療法といった相補・補完療法によって、疾病の治療のみでなく予防や健康増進にも留意した医療が必要だと考えられています。

当院では患者様を身体だけでなく、精神的にも豊かに出来る様な全人的な医療を常に提供していけるように、腎臓リハビリテーションや統合医療、相補・補完療法を念頭に置いた包括的医療の提供を目指しています。

ブラッドアクセス管理
当院では透析時にブラッドアクセス(内シャント)のトリアージを行い、血管エコー・血管造影で評価を行います。治療として経皮経管血管拡張術(PTA)を行っていますが、手術が必要な方は基幹病院へ御紹介させて頂いています。PTAでは行える範囲で局所麻酔を行い、施術時の苦痛を軽減出来ています。

当院の取り組み

運動療法(リハビリテーション)

包括的医療・腎臓リハビリテーションの一環として、透析前や透析中に運動療法(リハビリテーション)を行なっています。透析前に施行することで、その後の透析が安定することを期待出来ます。また透析中であれば、運動療法による患者様の健康増進が行えることはもちろんですが、理学療法士も含めた多のスタッフがベッドサイドで治療にあたることとなり、異常の早期発見・早期対応が行えます。透析中のリスク回避・低減にも繋がっています。

フットケア

定期的にフットケアを施行しています。異常の早期発見に努め、爪切りや胼胝ケア等の可能な処置を透析前透析中に行っています。また、フットケア用シャワー室を透析室、病棟に設けており必要な患者様に使用しています。状態によっては専門施設の創傷外来へ相談・紹介しています。

アロマテラピー

鎮静、リラックス、消毒、抗菌作用等の効果が期待されるアロマオイルを使用しています。

音楽

受動的音楽療法は、患者様の緊張や不安等の心理的ストレスを和らげ、透析での疲労を軽減させる効果があります。また思考力や集中力の改善も認められており、スタッフの仕事効率化にも役立っています。

照明

治療中の患者様に直接光が差し込まないような工夫をしています。透析開始後は照明を落とし、昼間は木漏れ日の様な、夜間は月明かりの様な優しい光の中で、リラックスして治療を受けて頂いています。

空調

患者様が送風による不快感を感じることのない様に、誘引エアビームを用いた放射整流ユニットを採用しています。また調湿外気処理機により温度湿度の空間的ムラを無くしています。院内感染対策としてウイルス繁殖抑制の効果も認めています。

栄養指導

患者様の生活に応じた栄養指導を、管理栄養士により実施しています。

送迎サービス

患者様の御自宅から病院までの無料送迎バスを運行し、安心安全な通院透析が出来るようにサポートしています。リフトカー(2台)も運行しており、車椅子使用の方の通院透析も行っています。

運行範囲

北野・三潴方面を含む久留米市内全般(田主丸地区は除く)。
市外では三養基方面にも運行しています。遠方は運行曜日に制限があります。
御相談頂けましたら、可能な範囲で随時対応いたします。

旅行・帰省透析の御案内

事前の準備
  1. 日程が決まりましたら当院へ御連絡下さい。当日の受け入れが可能か確認いたします。
  2. 現在かかりつけの御施設に、透析条件・診療情報提供書の作成を依頼して下さい。
  3. 当日はA~Eの書類が必要です。

    • A.健康保険証
    • B.特定疾病療養受療証
    • C.身体障害者手帳
    • D.透析条件・診療情報提供書(※事前に、Dの写しをFaxにてお送り下さい。)
    • E.3回分の透析記録と主な検査結果
  4. 透析中の食事サービスは行っておりません。
  5. 通院に際しましては、当院の送迎バスは御利用頂けませんので、御自身で通院手段の確保をお願いいたします。
当日の手順
  1. 受付時間は9:00になっております(夜間透析の場合は17:00までにお越し下さい)。
    来院されましたら1階受付けにて受付を済ませてお待ち下さい。
  2. 看護師が3階更衣室・透析室まで御案内いたします。
  3. 透析終了後更衣を済まされましたら、透析経過表(診療情報提供書)をお渡しいたしますので、1階受付にて会計の確認をしてお待ち下さい。
当日持参して頂くもの
  1. 上記A〜D
  2. タオル(枕用)
  3. 透析時着衣(検査着の無料貸し出しあり)
  4. スリッパ(無料貸出しあり)
  5. 止血ベルト(必要な方のみ)
  6. イヤホン(テレビ用)

お申し込み・お問い合わせ

  • TEL:0942-22-0148
  • FAX:0942-21-9735